2012年05月30日

「敗者」と「勝者」

仲谷久しぶりの投稿になってしまいました(泣)


書きたいことはたくさんありますが、

また読者ネタです(汗)



仲谷明香さんの

「非選抜アイドル」

という新書を先月拝読しました。



彼女は芸能界の俗にいう、アイドルグループの一員です。

それも大所帯の中のどちらかというと目立たない存在であることは否めません。
注目されとこともほとんどなければ日の目を見たことも皆無に近いです。



彼女は自分のグループを

「アイドルグループではない」

と述べています。


なぜなら
女優や歌手やモデルなどさまざまな夢を持ったメンバーが集い、切磋琢磨して学びながら成長し、自分の夢を実現していくための学びの集団であるからだと述べています。


しかし、そこには今では風物詩ともなった、メンバーの人気?の順位を決める選挙投票があります。


そして

「選抜」

「非選抜」

というような
あたかも勝者と敗者を色分けするような残酷な仕打ちが待っています。


当然仲谷さんは選抜組に選ばれたことは一度もありません。


グループの活動を円滑にするために興業収入は必要でグループとしてのシングル曲を発売し経済的に支える手段として大所帯のメンバーの中から何人かを選抜するにすぎなく、
僕としてはグループに属していることで活動に大きく貢献しているわけで、このような試みや色分けは愚の骨頂に思うのです。



ところが仲谷さんはあえて
「選抜」「非選抜」

「勝者」「敗者」
ととらえて
敗者としての存在意義を文中で切々と説いています。

グループの中には自分の追い求める夢とグループの活動が整合しなく苦悩するメンバーも少なくないようです。


ましてやそこで個人の優劣を決めるような風潮は僕たちには計り知れない複雑な想いがあるに違いないでしょう。




仲谷さんの夢は

「声優」

です。



彼女が声優としてステップアップしていくプロセスで実践してきたこと、ポリシーには、読者を勇気づけてくれる言葉がちりばめてあます。



またグループの心柱でもあるプロデューサーの教えの

「チャンスというのは思わぬところに転がっていてそれを掴めるかは事前の準備にかかっている」


「普段から地道に努力すること、そして自分の夢をアピールし続けるけとが大事だ」


「失敗は終わりを意味するものではない。むしろ人はそこから学んでいくものなのである」


等々プロデューサーの教えを教え子としてしっかりと実践していて着実に声優としての実績を上げています。



仲谷さんの夢は
このグループに入る前から声優になるとこであり、
いまでも一貫してこの夢を追い続けています。


そしてこの夢をを確実に掴もうとしています。



あとがきには
「“この道程をもう一度歩んでみなさい”と言われたら喜んでやるでしょう。…少し嘘をつきました。また同じように苦しみながら、でも必死に歩むでしょう」

と綴っています。



僕はこの本を読んで
見た目はか弱い二十歳の女の子の夢を叶える為の頑な迄の芯の強さを感じました。


そして
アイドルというカテゴリーで活動しているにもかかわらず、
「新書」
で出版したこと。

彼女の文章力からすれば頷けますが…。

既に4刷に入っているようで、

このアイドルグループを知らない多くの方々、夢を追い求めている方々、そして自分が敗者だと思い込んでいる方々から多くの支持を受けているようです。



仲谷明香さんを
もし
「勝者」か「敗者」
かと尋ねられたら

間違いなく

「勝者」

になりますよね。


がんばれ!
なかやん!



ぜひご一読を。
posted by 池田 at 12:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
アイドルグループに所属しながらも
本当の自分の目的をしっかりと見つめ、
それに向かって進んでいく姿は素晴らしいですね。

選抜総選挙も1年間の1つの結果だとは思いますが、
それ以外にも評価されるべき人はちゃんと評価されていると思います。

才能と努力をしっかりと見極め、
新書出版という評価をしたプロデューサーも素晴らしいです。

声優という夢も着実に進んでいるようですし、
アイドル以外のジャンルでも
活躍して頂きたいですね

ちなみに僕の知っているプロデューサーもそんな風に人を見れる感じの人です。
Posted by こむろ at 2012年05月30日 22:07
人がどれだけ頑張ったかそれを見極めて評価するはとても難しい。
そうできる人に自分はなりたい。

それには、頑張ったその人の立場に立って評価することが必要だと思う
が、それが出来る人って...
なかなかいない。

また、その人の立場に立って
評価してはいけない場面もある。
人がどれだけ頑張ったかそれを見極めて評価してはいけない事もあるってことだ。
Posted by 竜吾 at 2012年05月31日 16:21
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